「みんなの玉手箱」は、毎年11月3日(文化の日)の“文活”発表会です。
どのような思いで、どんな未来を夢見ているのかをご紹介します。

「みんなの玉手箱」がめざすもの

東成区で生まれた“玉手箱”が区や市の壁を超えて街道のように他の地域へと広がり、この先の未来へ続いていくようにという願いを込めて、2018年名称を「みんなの玉手箱」に改めました。「みんなの玉手箱」がめざすのは、となりの文化を大切にすることです。世の中は多様化していて、さまざまな主義思想や価値観があります。しかし多様性すべてに共感する必要はなく、お互いの存在を知り、認めるだけでいいのではないでしょうか。「みんなの玉手箱」は文化とはいったい何なのかを見つめ直し、考える機会になると共に、お互いの文化の存在を認めるきっかけになるプロジェクトをめざします。

お金を集めない「運営費0」で、長く続ける仕組み。

全国各地のイベント運営の悩み事と言えば、お金です。大阪市東成区の「ひがしなり街道玉手箱」でイベントの規模か拡大し、区の予算や協賛金などが大きくなるほど、運営事務局が疲弊する反比例現象が起こりました。そこで私たちは、地域プロジェクトでは前例の少ない「運営費0」の仕組みをめざします。やらなければいけないことはすべて辞め、やりたいことからやるべきことにつながる自立的な運営を仕掛けるだけに徹することにしました。運営仕掛け人は仕掛けるだけ、運営はしません。運営のための費用も集めません。これは東成区に限らず、全国の地域の中で無理なく続いていく仕組みづくりではないかと考えます。自治体とゆるやかに連携しながらこの仕組みを確立し、全国に広げていけたら、と考えています。

毎年11月3日を、「となりの文化を大切にする日」に。

11月3日は『文化の日』。毎年この日を「となりの文化を大切にする日」とすることにしました。 “文化”とは、なくても生きていけるけど、あればもっと豊かになれるもの。その文化は、ひとりひとり違います。となりの文化に共感できなくてもいい、ただ認め合い、大切にできる関係をつくる日と定めたいと思います。では、なぜとなりの文化を大切にするのか。その理由は、不登校児ゼロ、特別支援学級がなく誰もが同じ教室で学び合う普通の公立小学校、大阪市立大空小学校(住吉区)を取材したドキュメンタリー映画「みんなの学校」に由来します。映画に登場する生徒セイシローくんは、「世界が一瞬で変わる方法なんて簡単!みんながとなりの人を大切にしたらいいだけや!」と言ったそうです。このシンプルな方法を「みんなの玉手箱」に置き換えて、「みんながとなりの文化を大切にする日」としました。2018年は当サイトに登録されたみんなの文化活動を紹介し、まずは知る機会を作ります。誰でも気軽に参加でき、ゆくゆくは文化の日がクリスマスやハロウィンのように、それぞれが自分の文化活動を発表する日になれば、と考えています。

運営しない「運営仕掛け人」とは!?

「みんなの玉手箱」は、運営しない運営仕掛け人による仕掛けのみを行い、全国各地で自立した文活が行われるように仕掛け続けます。2018年は過去11年間、大阪市東成区で地域と行政、市民と企業をつなぐプロジェクトの仕掛けをおこなってきた5名が運営仕掛け人として立ち上がりました。

運営仕掛け人からのメッセージ

共同代表|伊藤寿佳子(いとうすよこ)

大阪チャチャチャバンド リーダー|アトリエSUYO 代表(染織家)

全国で自主上映が後を絶たないドキュメンタリー映画「みんなの学校」。その中で、特別支援を必要とされる子供達も教室でみんなと学び、不登校児0と言う小学校を実現した初代校長の木村泰子さんの生まれ育った街がここ大阪市東成区。「文句は、意見にして出す」。玉手箱で全国の未来を楽しく変えていきたい!!

共同代表|藤田ツキト(ふじたつきと)

株式会社シカトキノコ 代表取締役(妄想都市研究家)

全国どこでも、大なり小なり、みんなの文化を紹介しつつ、お互いがみんなの文化に共感できなくても、認め合う社会になれば、ひとりひとりが生きていくヒントになると信じています。あれもダメ、これもダメな社会ではなく、あれもこれもどうやったら実現するかを考えられる玉手箱でありたい。

共同副代表|覚子(さとこ)

Birth☆ 主宰(バレエ講師・ピラティストレーナー)

目標は壮大ですが、自由度の高い玉手箱になったので、何かやってみたい方もチョットでも気になる方も、とにかく「みんなの相談所」に来てみてください!

共同副代表|金輪際セメ子(こんりんざいせめこ)

株式会社シカトキノコ 取締役(広告文案家・婚姻研究家)

「みんな違って、みんないい」までいかなくても、自分や身内以外のまわりの人の好きなもの、大切なものを、玉手箱を通じてお互い知ることができたらと思っています。

アドバイザー|金谷一郎(かなたにいちろう)

大阪市教育委員会事務局 顧問|前大阪市東淀川区長、元大阪市東成区役所 総務・企画担当課長

東成新道・暗越奈良街道フォーラム(2007〜)からの流れを踏まえ、街道だけではなく、東成だけでもなく、みんなの思いを叶える素敵なプレゼントである玉手箱となればと思っています。